一軒家を購入するとき、「建売住宅」と「注文住宅」の2択で迷う方が多いです。
とにかく安く住宅を購入したいと考える人もいれば、今後何十年も住宅ローンを払うからこそ、納得できる住宅を購入したいと考える人もいるからです。
そこで今回は、建売住宅と注文住宅を「費用・設備・満足度」の面から比較します。
費用で比較した場合は建売住宅の方が安くなることが多いです。住宅の種類にもよりますが、注文住宅を建てるときは、建売住宅の1割~2割程度価格が上昇すると考えて良いでしょう。
建売住宅の場合、大きな土地に複数の住宅を建てることがほとんどのため、建築に使用する部材を規格化してコストを抑えることができるからです。価格も建築前の時点で明瞭になっています。
一方、注文住宅はこだわりを持って建築することがほとんどですので、自分の理想の住宅を実現しようと設計しているうちに費用がかさんでいきます。また、自由度が高いほど部材の規格化が難しくなり、これも費用増加の理由となります。
しかし、注文住宅だからといって値段が高いと決めつけてしまうのはよくありません。注文住宅はこだわりたいところはこだわり抜き、そうでないところは費用を抑えることができます。
例えば、「家庭菜園がしたいから庭にはこだわりたいけど、住宅内のお風呂やトイレの設備などは普通に使えるレベルでいい」といったように、自分のライフスタイルに合わせた住宅の建築が可能です。
また、住宅会社にあらかじめ予算を伝えておけば、その範囲内で建築計画を提案してくれます。この場合は予定の予算を大きく上回る心配もありませんので、建売住宅と同レベルの費用で建てられる場合もあります。
設備面は、注文住宅の方が充実していることがほとんどです。建売住宅は規格化された家ですので、標準的な家庭を想定して作られています。
一方注文住宅は自由度が高いため、必要に応じてより多くの設備を取り入れることができるのです。
また、バリアフリーの住宅を考えているのであれば、注文住宅を強くおすすめします。
住宅を購入する段階では年齢が若いこともあり、将来的な体力面、健康面の問題に気が回る人は少ないでしょう。しかし、高齢者になったり、身体を悪くしたりすると、バリアフリーの住宅に改築しようと考えるようになります。
このとき、建売住宅の場合はコストを抑えるために後々の増改築が難しい手法で建築されていることがほとんどなので、バリアフリーを実現することが難しくなります。
しかし、注文住宅であれば以下のような建築が可能です。
このように、後々のことを考えているのであれば、注文住宅をおすすめします。
注文住宅を購入した人の方が、建売住宅を購入した人よりも満足度が高い傾向にあります。日本では購入したマイホームにずっと住み続ける人が多いため、数十年先まで見据えた理想の住まいを実現しようと考えると、自由度の高い注文住宅を建てる必要があるのです。
また、建売住宅と注文住宅にかかわらず、その費用は住宅ローンを組んで数十年単位で返済することになります。全体的な価格は高いかもしれませんが、日々の住宅費の負担は大きく変わらないことも多いため「注文住宅にしてよかった」と考える人が多いです。
このように、建売住宅と注文住宅を比較すると、「設備」「満足度」では圧倒的に注文住宅が上回ります。唯一のネックとなっている価格も「こだわりの部分以外は予算を抑える」「住宅ローンを組む」ことによって、抑えることができます。
今回の記事をぜひ参考にして、理想の住宅を手に入れてください。
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