見積書は、注文住宅づくりの実施計画・設計に基づいた料金の内訳を記したもの。一般的には使用素材のグレードや単価、数量、工事の範囲などが明記されています。
ただし、この見積書の作り方や明記する項目については、各業者でかなりの違いがあります。
分からない部分があったら放っておかず、納得できるまで説明を受けることが大切。見積書を通じた業者とのやり取りは、よい業者を選ぶための重要な作業なのです。
【見積りの範囲を確認】
見積書の料金の他に、かかるお金はあるのかどうかをチェック。「標準本体工事費」のみが記されており、その他に必要な項目が含まれていないケースもあります。
料金が安いからという理由だけで契約してしまうと、後で追加料金を請求されるなどし、予算をオーバーしてしまうこともあるので気をつけましょう。
【細かい項目まで明記されているか】
「○○一式 △△円」のような記載ばかりの見積書は要注意。一式の中には何が含まれているのかを、きちんと確認しておきましょう。
ただし、細かく書かれていればいいというものではありません。素人にも分かるよう分かりやすく記されているか、補足説明はあるかどうかも確認しておいてください。
【図面を見ながらチェック】
見積書は、図面を見ながら確認することが大切です。文字や口のみで説明されるより、図面を見ながらの方が分かりやすくて◎。
できるだけ、図面と見積書はセットで提出してもらうようにしましょう。
家づくりにはさまざまな費用がかかってきますが、いつどのタイミングで支払いを行うのか、不安に思う方もいらっしゃると思います。
一般的に、工事費用の支払いは「出来高払い(工事が完了した分だけ支払う)」が基本。各段階に分けて支払いを行いますが、そのタイミングは以下の通りです。
【契約時】
着手金として工事費の10~20%を支払います。住宅ローンを使用する場合でも、一般的に着手金は自己資金で払う必要があるので注意しましょう。
【上棟時(中間時)】
木造住宅は骨組みが完成して屋根ができた頃、RC住宅などではコンクリート打ちが屋根まで完了した頃が中間時。このタイミングで、工事費用の30~50%の支払いを行います。
こちらも、原則的には自己資金となります。
【引き渡し時】
住宅が完成し、すべての工程が完了した時点で引き渡しとなります。この時点で、残りの料金をすべて支払います。
登記費用・手続き費用・火災保険料なども、このタイミングでの支払いとなります。
支払いの割合や分割数は業者によって異なりますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
【選定理由】
2023年8月1日時点、「川口市注文住宅」とGoogle検索した際に表示される注文住宅会社40社を調査。
以下を満たす3社をおすすめ会社として紹介します。