リビングは、毎日利用する重要な場所です。その分、どのようなリビングを作るべきか悩んでしまいがちな場所でもあります。
どうすれば快適に生活を送れるのか。安い買い物ではないので、なるべく失敗は避けたいところです。設計によってメリット・デメリットがあるので、両面を考えて検討することをおすすめします。
将来は広いリビングのある家に住む。そう決めてとにかくリビングには広さを求める人もいるでしょう。
ですが、その分他の部屋の広さが不十分になってしまっては元も子もありません。また、家事動線や水回り動線が悪くなってしまうというリスクも考えられます。
不動産公取協(公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会)が2011年に承認した「DK(ダイニング・キッチン)及びLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さ(畳数)の目安となる指導基準」によると、居室が1部屋の場合LDK目安は4.5畳です。2部屋以上の場合は、10畳以上が目安となっています。1人増えると、2畳分のLDKが必要になると考えていでしょう。
ただ、これは最低限の広さであるため、ライフスタイルや荷物の量なども含めて必要な広さを設定することをおすすめします。
リビングに採光や通風を確保したい場合、吹き抜けを設けるのも1つの手です。敷地面積が狭く、広い室内空間を構築するのが難しい家や、近隣住宅や施設によって採光や通風が確保しにくい家におすすめです。
吹き抜けがあることにより、天井近くからの採光を採り入れることができます。開閉可能な窓を設置しておけば、風通しも良くなるというメリットを得られるのが魅力です。デザイン性も良く、リビングに開放感を与えることから好んで吹き抜けを設けるという人もいるでしょう。
ですが、空間的に広くなった分、冷暖房の効率が落ちてしまうというデメリットもあります。また、1階と2階の仕切りがないため、リビングの匂いや音が家中に響いてしまうということにもなりかねません。
家が構造的に弱くなり、耐震性に劣るということも挙げられます。吹き抜けを検討する場合は、慎重に計画しましょう。
昔ながらの独立階段ではなく、リビング階段を設置するケースが近頃は増えているようです。見栄えが良いというのもありますが、省スペース化できるということも人気の理由の1つです。
階段があるとその分視覚が上下に広がるため、リビングが広く見えるという効果があります。また、2階へ行くためには必ずリビングを経ることになるため、家族のコミュニケーションも増えるでしょう。
デメリットは、吹き抜け同様冷暖房の効率が落ちるということです。開放的になる分、プライバシーを重視する人にとっては苦痛となってしまう可能性もあります。
せっかく理想のリビングを設けたのに、リモコンやおもちゃで散らかり放題というケース。もしかしたら、リビングに十分な収納スペースがないためかもしれません。
リビング収納を設置する際のコツは、生活動線を考えることです。例えばソファに座ってテレビを見る習慣があるのであれば、ソファから近い位置にリモコンの収納スペースを確保するとよいでしょう。
収納を設けることによって生活感が出てしまうことを懸念する人は、リビングの雰囲気と合ったデザインにする、空間的にすっきりとした形状の物を選ぶなどすればそこまで気になることはないはずです。
【選定理由】
2023年8月1日時点、「川口市注文住宅」とGoogle検索した際に表示される注文住宅会社40社を調査。
以下を満たす3社をおすすめ会社として紹介します。