注文住宅を建てる際に気をつけたいシックハウス症候群とは、室内の空気環境を原因とした、目のかゆみ・頭痛・鼻水・喘息・アトピーなどの健康障害の総称。
気密性の高い住宅に化学物質を含む建築素材を用いたことで、空気環境が汚染され、健康に被害を及ぼすようになってしまいました。
また、家の中に湿気がこもることで結露が多くなり、ダニ・カビなどの発生が増えることも原因の1つとなっています。
しかし、高気密・高断熱は快適な住環境を実現するために必要な要素。気密・断熱性能を保ちつつ結露を防ぐ住宅を作るには、外断熱などの技術を用いることが重要です。
外断熱とは、構造躯体の外側に断熱材を使用することで、室内外の温度差をなくして結露を抑制するもの。断熱材には、押出発砲ウレタン板などさまざまな種類がありますが、長期に渡って性能を保てることと、有害物質を含まない素材であることが大切です。
高気密住宅は結露を防止するだけでなく、花粉やホコリ、外気中の有害物質をシャットアウトするためとても健康的。
また、冷暖房の効果を向上させることにも繋がり、エネルギーロスが少なく省エネが実現します。
高断熱・高気密住宅には、十分な換気が必要となります。換気は結露対策にも有効ですし、カビ・ダニの発生を防いでクリーンな空気環境を作りだします。
換気設備の種類にはいくつかの形態があり、特徴によって以下の3種類に分類されています。
【第1種換気設備】
屋外の空気を取り入れる「給気」と、屋内の空気を外へ出す「排気」のための換気機械を組み合わせ、同時に行う設備を第1種換気設備と呼びます。
機械を使用する換気システムのため、空気の流れなどを計算し、精度の高い計画換気を行えるのがメリットです。
【第2種換気設備】
送風機で外気を屋内に供給し、屋内の空気を排気口(ダクト)から自然排気するシステムを第2種換気設備と呼びます。
室内の圧力が外に比べてプラスになっているため、室外の汚染された空気などが入り込まないのがメリット。
ただ、排気口に微生物などが繁殖するなどの問題が、シックハウス症候群の原因になるとも言われています。
【第3種換気設備】
給気口から自然に給気を行い、排気には機械を使用するのが第3種換気設備。
多くの住宅で導入されている換気システムであり、導入しやすいコストであることが特徴です。
換気量や換気経路を計算して空気を取り込み、家全体を計画的に換気できるのがメリットで、冷暖房効率の上昇も期待できます。
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