
川口市にて注文住宅を検討している方の多くは、地震に強い家を望んでいることでしょう。地震に強い家を建てるポイントは2つ。ひとつは地震に強い、しっかりとした地盤の土地を選ぶこと。もうひとつは、地震に強い家を建てられるスキルやノウハウを持った施工業者を選ぶことが重要です。ぜひ、知識を深めておいてください。
ニュース番組などで報道されることも多い、首都直下型地震への懸念。「埼玉県地震被害想定調査被害分布図」によれば、もし首都直下型地震が発生した場合、川口市周辺エリアは震度5強から6弱という大きな揺れに見舞われると予測されています。
参照元:埼玉県地震被害想定調査被害分布図(https://bousai.pref.saitama.lg.jp/)
そもそも川口市を含む埼玉県南部は、比較的地盤が柔らかいという傾向があります。仮に建物の仕様や耐震性能が同じでも、固い地盤と柔らかい地盤に建つ家では、地震の際の被害に差が生まれてしまう可能性もあります。つまり耐震性というものは住宅自体の性能だけでなく、地盤の良し悪しも重要な要素であるということを踏まえておいてください。
「固い」地盤かどうかの判断基準のひとつとして挙げられるのは、昔から住宅が建ち並んでいる土地かどうかという点です。例えば関東大震災以降、建て替えを繰り返しながら、多くの住宅が並んでいるというエリアは、地盤の固い土地である可能性が高いと言えます。
ある程度標高の高い、丘陵地や坂の上、大地の上などは洪積層という、固い地盤がそのまま地表面に現れている場合が多いのです。対して標高の低い場所は沖積層という洪積層よりも新しい地層となっている場合が多く、さらに低い湿地などを埋め立てたり、盛土を行った土地なども少なくありません。それらの土地はどうしても、地盤が弱いという傾向になります。
日本では古来より、その土地の特徴を地名に取り入れるということが習慣化されてきています。例えば地名に丘・岡・森・岳・陸・岩・峰・山といった漢字が用いられている場合、地盤の強度は比較的高いと推測できます。しかし、地名は変更されることも多いので、昔の地名を確認することも大切です。
以下のような条件または状態が見られる土地は、地盤が弱い可能性があります。
この中で当てはまる事が複数あるのであれば、要注意と言えるでしょう。
固い地盤の項で紹介したように、地盤の弱さを暗示する地名も存在します。
以下のような漢字が用いられている土地は、地盤が弱い可能性があります。 浜・池・田・島・沼・窪・津・岬・下・井など
現代の住宅建築における地震対策には、耐震・免震・制震の3種類があります。これらの工法の違いとは、一体どんなものなのでしょうか。
【耐震】
壁・柱などの構造自体を強化し、建物そのものが地震の振動エネルギーを受け止め、耐えられるようにしたものが耐震工法です。
建物は頑丈ですが、地震のエネルギーがそのまま建物に伝わるため、上階になるほど揺れが増幅するのが特徴。免震・制震工法に比べると、家具などの倒壊が多くなりがちです。
【免震】
基礎と建物の間に設置した免震装置が振動エネルギーを吸収し、建物に地震の揺れが伝わらないようにする工法です。
揺れそのものが軽減されるため、室内への被害を防ぐことができます。
【制震】
壁・柱・屋上などに制震装置を組み込み、建物の揺れを吸収する工法。地震の揺れが上階ほど増幅する高層ビルなどに使われる技術です。
耐震工法は建物自体の強度は高いですが、振動自体は建物の内部に伝わります。その点、免震工法は地盤と建物が切り離されているため、地震の揺れも建物のへのダメージも軽減されるのがメリットです。
ただし、免震工法は耐震工法と比較してコストが高くなるのがデメリット。さらに、免震工法は地盤が軟弱な場合は導入できないこともあるので、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
国の補助金であり、名称の通り省エネ性能に優れた住宅の新築やリフォームを対象としています。一見すると耐震性とは無関係のように思えますが、長期優良住宅の新築も補助金の対象のひとつになっているのが注目ポイント。長期優良住宅の認定条件のひとつには、耐震等級2以上をクリアすることが求められています。
耐震等級2とは、現在の建築基準法で定められた耐震性(耐震等級1)の1.25倍の地震に耐えられる耐震強度のこと。つまり長期優良住宅は必然的に、地震に強い家でもあるということになります。
気になる補助金の額は、長期優良住宅を建てた子育て世代または若者夫婦世帯に80万円が支給されます。また新築に伴い古い家を除去した場合は20万円が加算されます。



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